Pinot_Noir_LR.jpgMilcrest Estate Pinot Noir 2010

Gold Medal – New Zealand International Wine Show (NZIWS)

4.5 Star – Wine State Magazine

 

2010年の収穫について:ネルソンの2010年のヴィンテージは過去15-20年の中で最良の年となりました。収穫高が低く抑えられたことや、暖かい夏に反して秋は比較的に寒くなり、とても安定した収穫時期を迎えることが出来ました。全般的にこの年ば、収穫時期にも雨がふらず、安定した葡萄の育成が可能でした。葡萄の育成にはとても適した条件の下で葡萄の栽培ができたことによって、コンプレキシティーに富んだ風味のプロファイルが出来上がりました。果実は糖分の量がピークに達し完熟したた時点で気温が上がる前の早朝に手摘みすることによって、ワイン作りに最大効果をもたらしています。収穫は4月19-28日の間に行われました。

生産者のコメント:ピノノワールは6クローンを掛け合せた葡萄で、モウトゥリーの粘土質土壌にある樹齢14年の茎で育ちました。クローンの種類は10/5、UCD5 &6、114、115、667及び777です。葡萄は手摘みで行われ、、5-7日間コールドソークされた後、小さなオープントップのファーメンターにてイノキュレーションされます。発酵段階では、毎日3回のプランジングをおこない、1年ものと2年もののフレンチオークの樽に流し込み、10ヶ月熟成されます。葡萄は、雨のない乾燥した夏の長い期間に渡って十分に日光を受けますので、茎に付いた状態で完熟します。この完熟した葡萄はワイナリーに運ばれて製造工程へ。コンプレキシティーに富んだクラッシックピノノワールに生まれ変わります。

 

Wine Analysis/ワイン分析:

Alcohol/アルコール  14%

Residual Sugar/残糖  0g/l

Titratable Acidity/滴定酸値  6.3g/l

Brix at Harvest/収穫時ブリックス  24-27 Brix

 

Viticulture/栽培方式:

Trellis System/トレリス方式  VSP - 90% 2 cane, spur pruned

Leaf Plucked/リーフプラッキング  x2

Shoot thinning/新梢間引き  x1

Yield/収穫高  4 Tonne/ha

Planting density/植込密度  1.8 x 2.6 m row spacing

Harvest date/収穫日  19-28 April 2010

 

テイスティングノート

2010年のピノノワール葡萄種はネルソン地域から調達致します。6クローンを掛け合せ、100%モウトゥリーの粘土質土壌で育てます。10ヶ月フレンチオーク樽で100%熟成させることにより、ブラックベリーやビンチェリーの甘熟した風味に仕上がり、土臭さとスパイスを醸し出します。通常の完熟果実の風味にジューシーな酸味と、きめ細かなタンニンが舌に残ります。今が飲みごろですが、今後3年くらいの間に更に味が進化してゆきます。

 

フードマッチング:

 スプリングラム、シャンク、鹿肉料理、鴨の蜂蜜煮込みにパーフェクトマッチ。又肉じゃがや山車巻き卵などの和食にも最適。